夏の空をつなぐ

気まぐれ(にしたくない)日記。

8月48日

 先週は某学会で北海道出張。アメリカから一時帰国している*君と再び会う。
 発表翌日の完全フリーな日が雨だったのはちょっと残念だったけど、かなり満喫した。
 やっぱ夏のうちに北海道を自転車旅行したい。

 帰ってきてからは論文書いたり、sigma_tauの値をチェックしたり。どうも昔やった計算は体積計算するときに/h^3するの忘れてるっぽくて絶望していた。

 昨日はtone work's Live Fes. 2017。結局tone work's作品を一作品もコンプすることができないまま行ってしまったけど、かなり満足度の高いライブだった。割と前の方にいられたとゆーのもあるけど、安心の生バンド演奏だったし、ピアノ連弾での想いの欠片が想像以上によいものだった。譜面に起こしたくなるくらいには。今度NanosizeMirのライブがあったら行ってみたい。ゲームを一作もコンプしてない人でこれだったので、コンプしてた人にとってはそれはそれはよいライブだったんじゃなかろうか。ゲームやろう……。

 今日は交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1をちょっと遠出して見に行く。台風が来ているらしくて少し心配だったけど、夕方のうちはそんな雨風強くなかった。
 完全新作を期待していったので、冒頭のシーンは期待通りとゆー感じでかなりテンションも上がっていたのだけど、冒頭前日譚シーンが終わってからは完全に4:3のTV版総集編映像が延々と続いて、正直かなりがっくしきた。TV版総集編がはじまったときは、「お、一話やん」とデジャヴを感じて勝手に喜んでたりしたけど、ずっとそれが続くのでアレーっとなってしまった。
 よかったところを箇条書き。
 -やっぱり冒頭の新作映像はよかった。TV版では結局よくわからんキャラクターだったアドロックとエウレカのコンビは短い登場時間の中でキャラクターの輪郭が明確に分かるようになっていてうまいなーと。
 -新作映像のエウレカ、よりかわいくなってませんか?なんか髪がなびいてる感じとか驚きみたいな表情とか、新しさを感じる。てゆーか表情豊か。
 -このエウレカ、新作映像とゆー意味では新しいわけだけど、TV版の前日譚とゆー意味では昔のエウレカなわけで、その辺の倒錯に興奮したりしていた。
 -16歳のまだすれてないタルホ最高。
 -冒頭のラストあたりでタルホとホランドが互いの手を手袋越しに絡めあうシーンで、その互いの手だけを写すのとかすごい好き。手袋越しとゆーところも点が高い。
 -「音楽で世界を救う」とか久しぶりにきいてちょっと笑いそうになってしまった。
 -ラストシーンもよいカットだった。
 -予告編。2はお話し的にもほぼ新しくなるぽいので、映像にも素直に期待したい。
 -EDで流れる主題歌はよい。歌ってる尾崎裕哉が尾崎豊の息子だと知って、さすがに出来すぎだろうと。

 TV版総集編みてるときは冒頭からの落差のせいであんまり意識が働いてなかったけど、思い返してみるとあそこは映像処理の仕方としては好みなはずで、とゆーのはTV版の時系列的に連続した映像を断片化して、その断片を時系列行ったり来たり混ぜこぜの切り張りで集積するPV的な映像になっていたからで、そういう映像だと断片の間に新たな補完がなされて直接物語を紡ぐよりも強い意味/ストーリーが勝手に立ち現れてくるので、この手法はある意味で今回TV版の設定から少し改変した設定にしたってのと相性がいいのかもしれないなー、とか帰ってきてから公式HPでMVを繰り返しみながら考えた。
 自分史的にはポケモンデジモンおジャ魔女あたりを除くとエウレカセブンが初めてまともにリアルタイムでみたアニメだったとゆーのはやっぱり大きくて、エヴァはちょうどエウレカセブン最終話付近にあった春合宿でみせられたのがはじめてだったからエウレカをリアルタイムでみてた当時は全然そんな印象はなかったけど、今日みてみるとレントンは完全にシンジくんだし、サマー・オブ・ラブとか完全にセカンドインパクトだしこれはやっぱりエヴァだったんやなーと思わされた。そういう意味で歴史の追体験にはなったような気がする。あとは、エウレカがほぼ初アニメだったので、僕の2次元美少女の原体験はエウレカとゆーことになるわけだけど、今回の映画で新作映像部分の後に総集編みたことによって僕の「空から降ってくる幼なじみ」幻想の原型がエウレカだったんじゃないかとゆー気づきを得てしまった。エウレカセブンって完全に父親世代から因縁の幼なじみが空から降ってくる話じゃないですか。うわー。

 まあ様々踏まえた上でもう一回くらいみにいきたい。