夏の空をつなぐ

気まぐれ(にしたくない)日記。

8月233日

 先週後半はJPSで大阪。これまで出張で訪れた大学は大概いいところだなーとゆー感想を抱いたものだけど、大阪大学は可もなく不可もなくとゆー感じでちょっとがっかり。
 発表は完全にミスった。聴衆を想定し間違えて、詳細に入りすぎてしまった。あんまり伝わらなかったような気がする。発表後シーンとならずに、質問が出て、発表後も直接色々聞きに来てくれた方々がいたのは本当にありがたい限りだった。
 その日の夜は$君と#君と一緒に飲み屋で串焼きを食べる。3人ともそんなに飲めない人だったのでお酒は一杯だけで、ひたすら食べてぐだぐだ話した。将来の職の話あたりからはじまり($君には恋人いわく中央省庁勤めはマジで激務だとか、某超優秀ポスドクが子供が幼稚園に入るのを機に民間就職したとか云々)、あとは高校自体の話とか地元の話とか、普段は全然しなかったような話がいろいろできた。翌日は宇宙論セッションがなかったので、一緒に観光しようとゆー話に。$君が元高校球児で、ちょうど翌日からセンバツの大会が始まるから甲子園に行きたいとのことで、まあ他に大して行きたいところがあるわけでもないし、僕なんかはあんまり興味がなかったけど、折角だし食わず嫌いもよくないかと思って一緒に観戦しにいくことにする。
 とゆーわけで、翌日は朝から甲子園。第1試合がはじまる前には着いたけど、有料の席は完売していて、空いてるのが自由席の外野席のみ、しかも外野席も結構な埋まり具合でちょっとびっくりだった。$君いわく、甲子園が埋まってるのは結構珍しいことらしい。人生初のスポーツ観戦だったけど、思っていたよりは楽しめた。$君の解説を時たま聞きながら観られたとゆーのもあるだろうし、後から聞くところによれば試合自体も当たりな試合だったらしい。しかし個人的にはしない内容よりも応援団の方が記憶に残っている気がする。「黄色い声」ってのはこーゆー歓声のことを言うんだなあ、と実感できたのは一つの収穫か。
 結局第2試合までみたら既に17時とかで、流石に出少しは大阪を見ておくことに。とはいえ、大阪城は既に入れない時間だったし、通天閣なんかも行ったところで何なんだって感じだったので、夜ご飯食べることも考えて難波に向かう。道頓堀は完全に秩序がない人混み空間で僕は全然耐えられなかった。そんな道頓堀の中にあるちょっとこじゃれた感じの通りにあるお店でお好み焼き。

 大阪出張に行く前は全然行きたくないなあと思っていたのだけど、行ってみたら得たものが色々あったように思う。
 学会は人が集まりすぎだし、発表時間も短いし、一体どれほど意味があるんだろうと思っていたんだけど、まあある種の同窓会みたいなもんなんだなと。全然違う分野に行った学部時代の同期にばったり会って久々に近況を語りあえたり、同じ分野だって、研究会規模だとやっぱり会えないような人と会えたり、そーゆー機会を提供している場としてみれば、ある種の閉塞感を適度に破って風通しをよくしてくれるとゆー効用があることがわかる。

 昨日は美郷あきのアコースティックライブ。9月のバースデーライブ以来の吉祥寺。やっぱり100人くらいのこじんまりとした規模の方が僕にはあってるかなーとゆー気がした。アコースティックとゆーのも疲れなくてよい。
 美郷あきカバーで中島みゆきの糸がきけるなんてもう本当に一生できない経験だろう。

 今日からまた柏。今日のlunch seminarは&さん。primordial GWsがvaccum fluctuationでソースされるのではなく、SU(2) gauge fieldのbackground x perturbationでソースされるようなモデルについて。U(1)だとisotropyを破るけど、SU(2)ならisotropyを破らないような配位が存在する(しかもattractorになっている)来とゆーのはなるほどなと。
 来年度のlunch seminarのorganizerをやることになってしまったので、%さんから引き継ぐ。%さんは4月から香川高専に行くそうで、KEKの研究会の時に授業試験?みたいなものを受けると言っていたことを考えると、試験から採用までがかなり急なんだなあとゆー印象。しかし%さんがテニュアに就けたとゆーのは久々に喜ばしいニュースだった。
 CFC論文を読む。遅々として進まない。あーうー。

 最近は偶然性についてよく考える。