夏の空をつなぐ

気まぐれ(にしたくない)日記。

8月66日

 日記を書かなすぎた。世間の暦では神無月に入りすっかり夏も終わったかと思ったら突然の真夏日で夏再来。ようやくWiMAXを契約したのでこれでちゃんと日記を毎日書けるぞい。

 つらつらと覚えていることを書く。
 7月はPurple software 2nd LIVE。相変わらず生演奏じゃないのと、everが聞けなかったのは残念だったけど、概ね満足。
 下旬には夏の学校で再び戸倉。へ行く前にastroでbeer gardenに行くとゆーイベントがあったのだった。何がって、H.M.機構長とその娘さんが参加するとゆーびっくりイベントだったのだ。
 夏の学校は相変わらず修正重力が多くてうんざりする。本当に面白いと思ってやってるんだろうか。などという話を夜に飲みながら%君や#君とする4日間だった。

 8月上旬何やってたかな……。夏の学校から帰って来た翌日からNAOJ短距離出張で、頑張って発表ファイルをでっち上げた記憶がある。三鷹キャンパスの生協食堂の酷さに唖然としたり。
 ああ、あとは1年くらい全く連絡がつかず音信不通だった*君と連絡が取れたとゆー事件が。
 夏コミは初日二日目と夕方からAUGST LIVE。はじめは初日だけのつもりだったんだけど、やっぱり二日目も行くことにしたら、大正解だった。とゆーのも、初日二日目で少しだけセトリが変わっていて、二日目参加したおかげで親愛なる世界へが生で聞けたので。あとやっぱゆいにゃんすごい。AUGUSTの音楽イベントはちゃんと公演ごとにアレンジがあったりして、間違いがないなーと確信するに至る。LIVE形式での不満点は、折角のLIVE形式なのにMCがほとんどなかったことかな。個人的にはまたコンサート形式でやってほしいが。
 その翌週は橋本みゆきvs榊原ゆいのLIVE BATTLE。もちろんみゆきちファンとして参加したわけだけど、ゆいにゃんはやっぱすごいなーと思わされた。ともかく、榊原ゆいonly...、橋本みゆきEinsatzとかが聞けたのは本当に最高だった。
 下旬は某サマースクールで飛騨高山。Titechの@さんとお話しできたのは収穫だった。R.Brandenbergerは怪しげなBouncing CosmologyとかString Gas CosmologyのLectureをしていたけれど、流石に理論武装していて、逆にStandaed Cosmologyのお勉強になった。A.Starobinskyは話には聞いていたが、英語がマジで聞き取れない。あとはひょんなことからスタッフバレなどしてしまう。
 このサマースクールは、ちょうど君の名は。公開日の26日からで、まあ君の名は。は帰ったらみるか、などと思っていたのだけど、28日帰路につくとき高山駅で切符を買おうとしたら、構内に君の名は。ポスターが貼ってあってあんまりにもあんまりにも呆然とする。完全に呪われてるとしか思えなかった。まあこれは行くしかないでしょと思い、飛騨古川駅とかに寄りながら富山経由で帰る。
 サマースクールから帰って来たら&さんからボスにtidal effectのGR的取り扱いをしたpaperのdraftが送られてきたのが転送されてきて、それによるとellipsoidal collapseは1st orderまでしか正しくないとのことで愕然とする。

 で、まあシン・ゴジラ君の名は。ですが。とりあえず前者は全くのれなかったので何もいうことがない。ずっと傍観者だった。君の名は。は口を開くとどうもネガティヴなコメントばかりしてしまうようなのだけど、基本的にはよかったと思っている。どこがよかったのだ、といわれると冒頭の「ずっと何かを探している〜」の1分くらいのシーンかなと思う。今回のはラストシーンが露骨に秒速3話を否応に想起させるのでその対比で語られることが多いようだけど、全体の構造としては雲の向こう〜をなぞってるなと思った。ストーリーはこの際どうでもいいのだけど、映像面での不満が一番大きい。何より気になったのは、キャラクターの顔に演技・演出をさせている点。キャラクターが泣いているのをそのキャラクターの顔を写して描くとは何事か……!あと、全体として時間的な連続性を意識した映像のつなぎ方になっていて、そこも気に食わない。具体的には、新宿の交差点を早回しで写すシーンであるとか。友人に言われたのだけど、かつて僕がsppl OPを見ながら描いた新海映像作品についての雑感が予見的だった(と我ながら思ってしまった)。入れ替わり、時間のズレ、といった設定自体は新海誠が得意としている映像編集の特性と相性がいいはずなのに、どうしてこうなってしまったのか、とは思わずにはいられない。つまり、今作はまず意味があって、それに沿うようにイメージが並べられているという印象を受けるけれども、新海の本来の強みは、個々には無意味なイメージの断片を彼が並べていくことによって勝手に意味が立ち上がっていくところにあったのでは、と思うのです。
 細かいところでは、今回は紙ヒコーキとか鳥とかは画面から消えて、その代わりと言えるものは彗星。紙ヒコーキも鳥も(あるいは宇宙船も、ヴェラシーラも、ロケットも)みんな果てしないあの空の向こうへと孤独な旅に出立する象徴として描かれていたわけですけど、彗星はまあ落っこちてきて衝突しちゃうからね、みたいなことは言えるかもね。あとは、冒頭を除いてほぼ新海モノローグがない点。ちゃんとキャラクター同士がコミュニケイションをしている!!!とびっくり仰天。これまでのだと、一見会話しているように見えても、それは個々のモノローグが貼り合わされただけだったりしたのになあ。

 9月中旬に目黒シネマで新海過去作特集やってたので見に行ったのだけど、雲の向こう〜で途中アメリカ(?)の軍人が喋ってるところで"other separate universe"とゆーフレーズが出てきて、僕の研究分野の用語なのでめっちゃビビったり。

 9月1週目は吉祥寺で三郷あきのBirthday Live。アコースティックライブとゆーのと、全部で100人ちょっとのこじんまりしたライブとゆーのとがどちらも初めてだったのだけど、どちらも大変よかった。やっぱ人間が多いのは苦手なので、これくらいの規模で好きなアーティストがライブやってくれるならそれが一番だと思った。つり乙&おとりろFDのOPきけたのは僥倖だったし、さよなら君の声アコースティックは最高だった。

 そういえば9月に入ってからついにクロスバイクを購入。サイクリングが楽しくなってQOLが明らかに向上した。

 ところで、もう1年くらい前に買ったHow-Low-Helloのアルバムを今になって聴いてたら、すごく聞き憶えがあるのになんだったか思い出せないアレンジ曲が流れてきたのだけど、サビのところでSpicaアレンジだと気づいた瞬間、過ぎ去った日々の懐かしさが溢れてきて涙を零してしまった。Hand with Blood。

 今月。
 シンデレラ4thのチケットを発券したらSSAアリーナ席の前から二列目とかで顔面蒼白。

 先週日曜は鎌倉へ行く。イワタ珈琲で久しぶりにホットケーキを食べる。最高。

 久々に睡眠時間を削ってやっていたエロゲーこと千桃のプレイが終わった。演出周りは素直に褒めたい。あと、登場ヒロインがみんな魅力的だったのも大変よかった。が、如何せんシナリオがズブズブじゃないですかね……。特に滸√なんかをプレイしてる時にはグランドED以外の手抜き感が滲み出てるなあなどと思っていたら、グランドEDでも同じ印象を抱いてしまった。もうちょっと長くてもいいから詰めて欲しかったかなあ。
 設定として例外状態にある国家をとる、という点を措いておくにしても、その例外状態にある国家について(ユースティアに引き続き)こんな手つきでしか描けないのであればもう本当にやめてほしい。あと、これはまあ僕の個人的な気質の問題なのかもしれないけど、無名の無辜の無数の人々が犠牲にされる話本当にしんどい。今回でいうと、巫女さんたちとか。何故こういったエピソードが僕にとってこんなにも赦しがたく気持ち悪くしんどいのか、その理由はまだ言語化できず、今はこうしてその原因を言い当てることしかできないけれど。本当につらいんだ。
 今作は全ヒロインが本当に魅力的なだけに残念感が一際大きい。あと気になってる点としては、滸√で武人の女は子供が産めないとゆー話があったけへど、結局滸√ではその話が掘り下げられることがなかったこととか。他にももっと掘り下げようと思えば掘り下げられたところはたくさんあるように思う。
 ヒロイン的に一番の好みは奏海。兄妹のままで結婚したいとゆーのがよい。
 EDは大変好きな曲なので、CDを買ってしまった。

 こうして書いてみると、記憶に残っているのがほとんど音楽イベントのことばかりだ……。研究……。